2017年04月18日

This is ashtanga yoga.

先週末に東京でのナンシー先生WSに参加してきたとらちゃんから、その話の一部を聞きました。その話を聞いたとき、「ああ、そうだった。そういうところで僕はNancy先生のことが好きになったんだった」って思い出しました。

知らない人のために。
ナンシー先生は、シュリ・K. パタビジョイス氏(アシュタンガヨガの創始者)からアシュタンガヨガを教わった最初の西洋人の女性です。まだ英語を話せなかったパタビジョイス氏から、数人しか入れない小さなシャラで、手取り足取りアシュタンガヨガを教わりました。なので、ナンシー先生の伝えるアシュタンガヨガはグルジ直伝のものです。


グルジが初めてアメリカに招待されたとき、ナンシー先生がそれに同行しました。
アメリカのとあるアシュタンガヨガの会場で、現地の先生がデモンストレーションを行っていました。一通りそれを終えて、会場の人に問い掛けました。

「質問はありませんか?」

すると、グルジとナンシー先生の近くにいた、車椅子に乗ってアルコールの臭いを漂わせた女性が質問しました。

「それは私にもできますか?」

先生の答えは

“Maybe next life.(来世ではできるかもね)”

それを聞いたグルジは、涙を流してその会場から出ていったそうです。


ナンシー先生は言っていました。グルジはヨガで多くの人を治療していたと。
あるとき、グルジは四肢に麻痺のある人にヨガをおこないました。
その人の下腹部を片方の手で押さえて、もう片方の手でその人の手を取り、

「息を吸って」
と言いながら肘を曲げてあげ、

「息を吐いて」
と言いながら肘を伸ばしてあげる。

そしてナンシー先生に言ったそうです。

“ This is ashtanga yoga.”
“ Ashtanga yoga is breathing method.”



車椅子に乗っていようが、四肢に麻痺があろうが、来世まで待たなくてもヨガはできるんです。おそらく呼吸さえできればヨガはできます。
僕はナンシー先生に出会うまでは、アシュタンガヨガとはとても難しく大変なもので、誰もができるヨガではないな、と思っていました。そのようにしか教わってこなかったからです。1年前にニセコでナンシー先生に出会い、いろんな話を聞いて、その帰りの車ではめっちゃテンションが高くなっていたのを覚えています。「アシュタンガヨガは誰にでもできる!」って。

こういう昔のシンプルなアシュタンガヨガを伝えられる先生がどれほどいるだろう。少なくとも僕は出会ってきませんでした。ナンシー先生の伝えているグルジ直伝のアシュタンガヨガは、今の人たちほど美しいアーサナではありません。でも、とてもシンプルで人に優しいです。

いまはいろんなヨガがあって、いろんなヨガが混ざっています。多くを知ってしまうと、ときに迷ったり戸惑ったりすることがあるかもしれない。そんなときは、Back to Basic.
グルジからナンシー先生、恵子先生へと伝えられているシンプルな基本に立ち戻りましょう。
「下腹部を軽く引き込んで、呼吸とともに動く」
ワークショップ中、ナンシー先生は何度も言っていたそうです。
「呼吸を強く」

思考に捉われないように、バンダと強い呼吸で。今の自分にできることを呼吸とともにシンプルに。余計なストレッチも余分な美しさも要らない。「どこかが痛むからやらない」じゃなく、痛いなら痛まないところまで。それなりのやり方で。「体調が良くないからやらない」じゃなく、体調が悪いからこそそれを良くするやり方を(もちろん休むべきときはありますけど)。

まだまだ未熟ですけど、そういうアシュタンガヨガを伝えていきたいです。
5月の連休で、ナンシー先生に会いに行ってきます。いろんな話を聞けたらいいなぁ。



※ 毎週火曜日18時のマイソールクラスは、スタジオドアオープンが18時です。よろしくお願いします。


クラス休講のお知らせ

5月4日(木)〜8日(月)までのすべてのクラス
9日(火) 『整えヨガ』と『Led Primary』

上記のクラスをお休みします。
10日(水)は普段はお休みですが、クラスをおこないます。
10:00 『整えヨガ』
11:45 『アシュタンガヨガ Led half Primary + Mysore』

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。




4月のクラススケジュール
札幌市のヨガ教室 スタジオミガク
posted by スタジオミガク at 23:27| Comment(8) | スタッフ日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする