2016年05月16日

本物とニセモノと。

ヨガをやり始めた頃よりは減りましたが、勉強のために他の先生のクラスや、WSに参加することがあります。
その時の心がけとして、スポンジであろうとします。自分はこう思うとか、こうしたいってのは一旦すべて脇に置いといて、とにかく言われた通りにすべてをやってみようと。硬い石ころのようでは何も見つけられません。

そのような心がけではありますが、近年では有名な先生のWSに参加しても、よくて1つか2つの発見があって、それを積み上げる程度でした。それでももちろん有意義なんですけど。

それが先日のニセコのWSでは。
1つ2つ積み上げるどころか、今まで積んできたものを、一気に綺麗さっぱり洗い流されたような気分です。
今までたくさんの先生に出会ってきました。アーサナが素晴らしい先生、アジャストが上手な先生、ヨガの哲学を分かりやすい例えで伝えてくれる先生、考え方が素晴らしい先生、人間性が尊敬できる先生。そのどれもがボクに良い影響を与えてくれました。お陰さまで、たくさんの経験を積み上げることができました。
…が、それだけです。その当時は「それだけ」だなんて思うわけもなかったのですが、今回のWSを終えて分かったのは、やっぱり「それだけ」だということでした(…と言っても、もちろんボクとは比べるべくもない素晴らしい先生ばかりです。生意気いってすみません)。

その先生のWSに出て、ボクは自分が偽物だと感じました。いろんなところからたくさんの物を借りてきて、本物に似せようと積み上げただけのもの。実にお恥ずかしい。
悲観的になっているわけではありません。むしろ清々しいです。すべてを否定されたわけではなく、先にも書いたように、借りてきて積み上げていたものを、キレイに洗い流してくれたのです。それだけではなく、更地になったところに、新たな種をちゃんと植えてくれました。なので、今はただただ楽しいのです。ワクワクするのです。これから何年もかけて、またこの植えてもらった種を育てていけるのかと思うと。

今日、「目からウロコだった?」と聞かれました。
いいえ、そういう次元ではありません。
表現すらできません。

土曜日マイソールクラスの前にWSについて30分くらい話してしまいましたが、それは技術的なことだけです。ボクの感じたことの一部でしかありません。まだ種は植えられたばかりで、これから自分でそれを育てていくうちに、WSで感じたことを自分の言葉で少しずつお伝えできるのだと思います。
それまでもうしばらくお待ちください。

もしかしたら、ボクがこれから伝えていきたいヨガは、今までとは少し変わってしまうかもしれない。それにガッカリして離れていく人もいるでしょう。そうだったらゴメンなさい。でも、ヨガではウソはつけそうにないのです。植えてもらった種をウソで覆うわけにはいきません。


良かった、本物に出会えて。
本当にありがたい。自分がニセモノだと認めさせてくれて。




5月のレッスンスケジュール
札幌市のヨガ教室 スタジオミガク
posted by スタジオミガク at 17:08| Comment(8) | スタッフ日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こばやしさん・・・

土曜日のマイソール、一生忘れません。
なぜかって?
それは、もう・・・

たぶん、僕以外の人も、土曜のマイソールに出て、それぞれに何かを感じたと思います。



むかぁーし、昔、中国の思想、
孔子の「論語」に、
「君子は器ならず。」
という言葉がありました。

その意味は、こんな感じです。たぶん。
「人を導く者は、その能力が問われるのではない。認識の枠組みを刷新することができ、自らを改めることができる。その態度こそが君子(人を導く者)には必要である。」

土曜のマイソールを終えて、
僕は、こばやしさんから、まさに論語のこの言葉を感じました。

なので、これからも宜しくお願いします(^^)v
Posted by やました at 2016年05月16日 19:45
何だかある意味衝撃的なWSだったんだね。更地になって種蒔きまでしてきたなんて!
今度、会ったらお話聞かせてね!
楽しみにしてるからちゃんと覚えててね!
Posted by nami at 2016年05月16日 21:43
>やましたさん

何かを感じてもらえたならとても嬉しいです。
ここ最近いろいろ考えていたことが繋がったり、パズルのピースがピタッとはまったりして、嬉しくて話し過ぎました。

ボクが誰かを導けるとは思えませんが、孔子さんのいっている『認識の枠組みを刷新する』が、これほどのレベルで自分に起こるとは思ってもみませんでした。他の人にとってはどうだったか分かりませんが、ボクにとってはまさに刷新でしたね。

ここから始まります。ボクのアシュタンガヨガ人生の第2章が。そこで見つけたことを惜しみなく伝えていきたいです。
これからも、よろしくお願いします(-_^)
Posted by スタジオミガク at 2016年05月16日 22:23
>namiさん

そうだねー。衝撃を受けたよ。
何だろうなぁ、それほどスペシャルなことがあったわけじゃないのに、ボクの中の何かを刺激したんだね。
次から次へと聞きたいことが出てきて、参加者がほとんどみんな帰ってしまったのに、ほんの数人だけで1時間も延長して話を聞かせてもらったよ。申し訳なかったけど、とてもありがたかった。
次に会った時までに、自分の中で熟成されているかなぁ。とにかくその種がどう育つかじっくり観察してみるよ。
Posted by スタジオミガク at 2016年05月16日 22:31
ヨガに限らず より良くしようとしてるうちに 結局原点に戻るってことあります。

山下さんのように上手く表現出来ませんが…
先生のおっしゃりたい事 何となくわかります。

私もワクワクさせてもらいまーす
よろしくです(^^)
Posted by 富士 at 2016年05月17日 00:20
>富士さん

ああ、なるほどー。一周回って原点に帰ったんですね。
同じ出発点だとしても、回り道してきた分、パワーアップしてるから悪くないですね。
一緒に楽しみましょー♫
よろしくお願いします(-_^)
Posted by スタジオミガク at 2016年05月17日 06:16
変わっていくことを怖がらないってなかなかできないし、それを伝えていくってすごいことだと思いました。
そういう、柔軟さみたいのは、すごい大事なことなんだろうな〜ってヨガに限らず思います。
先生の学んだそれをどこまで受け取れるかは未熟者の私に不明ですが、変化を怖がらないってすごいな、って思いました。
だんだんね、おとなになると、固まっちゃうことが多いから、いろんな場面で。
私もそうだけど。
Posted by おざわ at 2016年05月18日 00:21
>おざわさん

おざわさんのコメントに返答するに当たって、じっくり考えました。ちょっと長いです。

ボクがヨガを学び続けたいのは、好きだってこともありますが、やっぱりレッスンに来てくれる人のためです。何をどのように伝えることがその人のためになるのか、そんなことばかりを考える日々です。

ボクはアシュタンガヨガが好きなので、それを役立たせたいんです。いまいる人にも、まだためらってチャレンジしていない人にも。でも、今までのボクの知っているやり方だと、一部の運動能力の高い人か、気合の入った人にしかクラスに来てもらえないし、ボクも易しいクラスでは伝えづらい。勝手にアシュタンガヨガのシステムを変えてしまうのもどうなのかなぁ、と(そこら辺が頭の固いところ)。

そしたら、Nancy先生が教えてくれたんです。
「アシュタンガヨガはあなたの考えているようなものじゃないよ。そもそものシステムはこうだよ」って。直接このように言ったわけではないのですが、先生が伝えてくれたことの中に、ボクの悩みを解決してくれるような話があったのです。
なんだ!それならもっと多くの人にアシュタンガヨガの良さを伝えられるじゃないか!いまクラスに来てくれている人にも、もっと役立てられるじゃないか!って嬉しくなりました。
クラスで伝えたことは、ほとんど技術的なことだけです。それも変えたことの一部ではあるのですが、大きく変えてもらえたのは、自分の思考でした。


コメントとは思えないくらい長いですね。
言いたいことはですね、誰かのためになら変われる、本当にやりたいことのためなら変わるのは怖くない、ってことだと思います。
自分のためや、身近過ぎる人のためとなると、甘えたり固くなったりするんですけどね、ボクも。
Posted by スタジオミガク at 2016年05月18日 02:06
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